山里の暮らし

近くの名峰夫婦山

ここは、富山県の南部、南北に伸びる尾根の谷間にある限界集落の山村です。すでに岐阜県の県境の方が近い場所になります。周囲を山に囲まれた盆地で夏暑く冬は寒い典型的な盆地気候、そして尾根が南北に走っているため冬の季節風により大雪が降ります。古い書物によると1丈6尺(およそ5m)も積もったという記録があるくらいです。

春〜夏

ですが、北風が入りやすいのと同様に南風(下ろし)も入りやすく、3月、春先の強烈な南風で一気に雪が融けてしまいます。雪が融けたそばから蕗の薹が顔を出すし、他も皆んなペシャンコにされていたのに直ぐに青々と元気になってゆく、根付くとはこういうことだと気付かされます。4月は集落総出で溝さらい、溝と言っても農業用水のことで非常に広範囲で密に巡っています。5月は一番気候の安定している季節ですが、それは田畑の野菜たちを植える時期、でもあり、薪も早くに集めて夏に晒して乾かしたいし、蓬も刈ってきて干したいし、なかなかに忙しい時期です。6月に入り梅雨、川に近く谷と呼ばれる場所であり、湿度が上昇カビの時期、掃除をしても次から次から発生してきて気が滅入る季節。しかしそういう環境の場所というだけで自然の摂理です。7月中下旬この頃にアカショウビンが毎年渡ってきて囀っています。梅雨末期の土砂降りで梅雨明け

谷あいの山村

アカショウビン

夏〜冬

一気に猛暑がやってきます。夏は盆地気候で暑いけれどもお盆も過ぎれば何やら冷んやりしてきて年によっては8月末に冬布団を出したこともありました。9月は残暑とは言え朝晩はめっぽう涼しくなり、10月ともなれば、畑ではタマネギの苗を植えるとあとは秋冬野菜を収穫するだけです。また、冬の薪の量が足りるのかソワソワしだす頃で大概もう数回薪を足し込む頃ですが、この時期の薪はほぼ無駄燃しになる公算が高いので、実質は来年用のストックといったところ。

11月ともなればもう雪はすぐそこまで迫ってきており、周りの山に3回雪がついたら平地にも雪が来ると言われています。畑の収穫を済ませて、雪囲いをやり、車のタイヤを取り替え万全を期します。12月に入ればもうほとんど雪籠のような冬眠も間近、雪が積もってくれば除雪の日々、これが春まで続きます。毎日薪ストーブを焚き、除雪をし、時に屋根雪を下ろし、時に温泉などに行き長い冬をやり過ごします。まだ元気なうちはスキーでウロウロしたりもしていましが、このところは寒くて本当に雪籠です。あ〜早く春が来ないかなぁ

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