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玉ねぎは家庭でよく使う野菜のトップに位置しています。
甘くておししい野菜ですね。
こういう感想が出るのも、自分で作った野菜だからです。
だからと言って、全部自分でっと頑張りすぎても、結局ものにならなかったりしたら、なんの達成感も得られず、もうやりたくない、となっては元も子もないです。
玉ねぎは比較的簡単にできますが、種から育てるとなると、まず苗を作らなければなりませんので、これが結構ネックです。
上手いこと育ってくれればいいのですが、ちゃんと時期に合わせて種をまいても、植え付け時期になっても適正な大きさの苗まで育たないこともあるので、こうなってしまうと一気に崩壊です。
こんなことにならないように、苗は購入するということを割り切れば、その前段がなくなるので、非常に楽です。
もし、どうしても種からやりたいが、リスクもフォローしたいのなら、自分で苗を育てる他に、購入苗も植え付けるようにしておけば、万が一自分の苗がうまくいかなかった時の助けにもなり、両方うまくいけば、大量収穫です。
さらに、保存性の良い品種を選んでおけばたくさん収穫されても長く食べることができます。
玉ねぎの種類
貯蔵性の区分
早生(わせ)種、極早生種;収穫時期に食べきるか、加工してしまい冷凍や冷蔵。
中生(なかて)種;年内食べきりくらいの貯蔵。常温にて吊るし貯蔵。
中晩成種・晩成(おくて)種;長期貯蔵に向く。年明け2〜3月まで。常温にて吊るし貯蔵。
収穫時期
早生(わせ)種、極早生種;収穫時期、3〜4月
中生(なかて)種;収穫時期、6月上旬〜中旬
中晩成種・晩成(おくて)種;収穫時期、6月中旬〜下旬
雪の積もらない地方なら、早生(わせ)品種が栽培できると思いますので、3月頃から新玉ねぎの収穫が望めます。
種まき・苗植え付け時期
栽培する環境によって変わります。
種まきから苗を作って植え付けるまで2ヶ月ほど、苗を植えつけてから収穫まで半年以上かかります。
種袋の裏に記載してある環境を参考にして、栽培しようとしている場所が、暖地なのか、寒冷地なのか、中間地なのかを判断します。
中間地だと、9月頃に種まき、11月頃に苗植え付けのようなスケジュールで、寒冷地はこれより少し早くなります。
私のところは準寒冷地で、種まきを8月下旬に行いました、苗植え付けは10月下旬を予定しています。
寒冷地と暖地では種まき時期に10日〜半月ほどのズレがあります。
発芽適温や生育適温があって、例えば盆地気候だと朝と昼の温度差が大きかったりしますし、一概には言えないのでどの地域でも幅があり、実際はやってみなければわからないのです。
絶対この時期でないと発芽しないとか、生育しないとかではないのですが、時期になると急に温度が低下したりすることが常態の場所だと、早め早めの対処をしておかないと、生育適温を外してしまい駄目にしてしまうこともあります。
地図などが表記されているものもありますので、これらを参考にするのと、実際に近所で栽培をしている人に種まき時期を訊ねるのが一番確実です。
購入苗
園芸店やホームセンターなどで苗を購入する
時期になると、園芸店やホームセンターなどで苗が売り出されます。
最近は、苗が余って処分するのを回避するためなのか、苗が予約になっているところが多く、種まき時期から注文を受け付けているようです。
品種は種を選ぶようにはいきませんが、数種類から選ぶことができます。
苗の場合、ここで、中生(なかて)か晩成(おくて)かを選んでおけば貯蔵性が良いものが収穫できます。
私のところでは、1束50本くらいで300円くらいで買うことができます。
苗の場合、育苗時代の農薬が気になりますが、これは表示しなければいけない決まりになっているので、販売者に確認しておきましょう。
購入苗に農薬は使われているのか?もご覧ください
栽培
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玉ねぎの栽培自体難しいこともありません。
土作り
すべての野菜に共通です。
栽培場所は水はけ、日当たり、風通しの良い場所を選定します。
腐葉土や肥料をすき込むのと、酸性土壌が多いので酸性度を改良しておきます。
肥料は、初めは化成肥料が簡単で、確実です。
酸性度の改良には、苦土石灰などを使います。
こういうことをやっていくと、だんだん有機無農薬がやりたくなってきますが、少しづつ経験しながら進めるのが良いと思います。
土作りはこちら
苗植え付け
栽培期間が長くなるので、除草の手間を少なくするのと、保温も兼ねて黒マルチを畝に敷きます。
黒マルチには玉ねぎ専用のものもあるので、これを使うと穴あけの手間が要りません。
苗の分けつ部を埋めないように植え付けて水やりをします。
追肥・除草
年内に1回追肥を行います。
雪が積もらない地方では、3月頃(中生、晩成)にもう一回追肥を行います。
雪のある地方では雪融けを待って追肥を行います。
以後は肥料はやりません。
春になるとマルチを敷いていても雑草が顔を出してきますので、適宜除草します。
収穫
6月頃、玉が肥大して、葉が倒れてきたら晴れている日を狙って順次収穫します。
一斉に収穫する場合は、大方の葉が倒れてきたら収穫とします。
収穫後は、風通しの良い日陰で吊るすなどして保存します。
まとめ
- 長期にわたって食べたいのなら、貯蔵性の良い品種を選ぶ。
- 早生(わせ)、中生(なかて)、晩成(おくて)をうまく混合させると、1年中玉ねぎを食べることができる。
- 苗を購入すれば育苗の手間や失敗を避けることができる。
- 玉ねぎの栽培自体難しいことはなく、害虫等も少ない。
購入苗で栽培しても、出来た玉ねぎは美味しいものになるのは間違いありません。
栽培した人の愛情が移ると言いますので。
ずっと愛して、もっと愛して、美味しい玉ねぎを沢山作りましょう。
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