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家庭菜園を始めた頃は、ニンニクが自分でできるなんて思っていませんでした。
でも見よう見まねでやってみたら結構簡単にできました。
次の年からは欲が出て、数種類のニンニクを育て、その翌年からは王道で、ホワイト六片種を作っています。
自分で作ったニンニクがあると、いつもストックがあるので、日々の料理にもニンニクがよく登場します。
比較的簡単にできるニンニクで活力が湧いたり、健康になったりするのならこんなに良いこともないですね。
ニンニクとは
ニンニクは、ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、球根を香辛料に用いる。
ジャンボニンニクや無臭ニンニクは別品種で、こちらはリーキと呼ばれる西洋ネギの一変種。
生産、流通
国内で流通しているものは、中国産が多い。
中国産ニンニクは全世界の生産量の80%を占める。
ちなみに日本の生産量は世界33位だそうです。
国内で消費されるニンニクの割合は、輸入が約6割、自給は約4割。
国産では、青森県の福地ホワイト六片が国内シェアの3/4を占める。
効能
食材としての効能
肉の臭みを消し、料理に食欲をそそる香味を付与する。
香味野菜の代名詞的存在であり、中国料理、韓国料理、イタリア料理、フランス料理など、さまざまな料理に用いられる。
「右写真はホタルイカのアヒージョ」
身体への効能
ニンニクを切ることで、アリインという細胞が傷つけられると、アリシンに変化、強烈なニンニク臭を発する。
このアリシンが、糖質の分解を促したり、活力を活性化したり、はたまたがん予防にも効果ありと言われているようです。
アメリカ国立がん研究センターが、127種類の野菜のうち、「にんにく」が「ガンになる危険性を少なくする効果がある最も重要な食物」であると証明したということです。
栽培
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ニンニクの栽培は比較的簡単です。
種球を植え付けて仕舞えば、あとは追肥1〜2回と除草くらいで手間がかかりません。
ほとんど放置しておいてもできると言っても過言ではありませんので、ぜひ挑戦してください。
スケジュール
例年、9月下旬に種球を植え付けて、年内に追肥をしたら、あとは雪がかぶりますので、雪解け後にもう一度追肥をし適宜除草などを行うくらいで、6月上旬頃収穫となります。
種球が売り出される
9月に入ると、園芸店やホームセンターなどで、ニンニクの種球が売り出されます。これを購入して、鱗茎をばらして一つずつを植え付けます。
ホワイト六片種は結構高額ですが、できるものも大きく食べがいもあります。
他に、中国産ホワイト種や島ニンニクなど、色々扱っていると思いますので、栽培比べ食べ比べをしてみるのも面白いですね。
土作り
9月下旬に植え付ける予定から逆算して、最低でも2週間前までには畝を作っておきます。
私は、現在では動物性の堆肥や化成肥料は使わないので、土を起こしたあとは雑草を積んで堆肥化したものか、または、手に入った場合には、きのこの廃菌床を混ぜ込み、その後貝化石粉末と有機肥料を元肥として混ぜ込みます。
初めの頃は、石灰資材や化成肥料を使ってやっていましたので、それでも問題はありません。
植え付ける予定の種球の鱗茎数を数えて(六片種なら、1球が鱗茎6ケのハズなので×種球数です)、全て植え付けられる大きさの畝に整え、雑草予防と保温を兼ね黒マルチをして準備完了です。
植え付け
植え付けは、黒マルチに穴を開けるところからですが、玉ねぎ用の穴あきマルチも売っているので、それを使えば穴あけは不要です。少しだけ値段が張ります。
穴あけ間隔は、15cmピッチで開けたいのですが、穴あけ器の直径が10cmほどあって、15cmで開けると、残るシートが小さくなって破けるので、20cmくらいで開けています。
穴あきマルチならこんな苦労もなく簡単かもですね。
穴が開いたら、角棒などで鱗茎の高さの3倍くらいを目安に土に押し込み植え穴を作ります。
鱗茎の芽が出る方を上に向けて、角棒の穴に押し込み土を被せます。最後に水をあげて完成です。
管理
管理というほどのことはありません。
追肥を2回と芽かき、除草を行います。
追肥は、11月頃と雪が積もらない場所なら3月頃、雪がある場所なら雪解けしてから行います。
植え付け後芽が出ますが、15cmくらいに伸びてきた時に、芽が複数伸びてきている場合には小さい方をかき取ります。
5月頃にニンニクの芽が伸びてきます。花を咲かせてしまうとニンニクが肥大しなくなるので、花の咲く前に摘み取ります。
収穫
6月頃、葉っぱが大方黄変したら掘り上げて収穫します。
収穫後は、風通しの良いところに吊るして乾燥させます。
病害について
私の実績では、この収穫頃によくサビ病が発生しています。
毎年収穫間際になるとサビ病が発生していますが、もう収穫してもいいかな?という感じなので、試し掘りをして収穫としてしまっています。
サビ病は、春と秋に発生がある病気のようで、温度と湿度の関係で湿気ていると発生するようです。
対策として考えられること
- 栽培場所の排水をよくする。(湿気の原因をいち早く排除します)
- 密植を避ける。(風通しが悪いと湿気がこもります)
- 肥料の与えすぎに注意(肥料の窒素分が多いと成長のバランスが悪くなって病気にかかることも多いそうです。)
- 栽培中の中途で発生した場合などは、農薬のお世話にならなければならないかもしれません。(害虫ではなく病気なので)
私が栽培をしている感じでは、栽培場所の排水具合が芳しくないかもしれません。以後、排水を重点項目にして対策を練りたいと思います。
まとめ
- ニンニクの栽培は、比較的簡単なので初心者にもオススメです。
- 植え付け時期に合わせて畝を準備するのはどの野菜でも同じです。
- ニンニクの芽は、花が咲く前に摘み取らないと、ニンニクが肥大しません。
- 収穫前頃に湿度が上昇してくると、サビ病が発生するかもしれません。
- 私の経験ですが、サビ病が発生しやすいと感じているので、湿気に対する対策が必要です。
時期に種球を植え付けさえすれば、次の年には美味しいニンニクが沢山できていることでしょう。
ほとんど手間暇もかからずにできるので、やらないことは考えられません。
毎日の食生活に自家製ニンニクがある暮らし、いいですよー。
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