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10月10日は銭湯の日だそうです。(過去には体育の日でもありまでした)
語呂合わせかと思いきや、スポーツの秋、汗をかいた後にはお風呂でさっぱりということらしいです。
銭湯と言えば、壁絵じゃないでしょうか?小さい頃通っていた銭湯には、たしか、三保の松原のバックに富士山なんかもあったように記憶しています。
家に風呂場を設えるようになって利用者が減り、それまでの銭湯は激減しています。
一方、様変わりして、レクリエーションとして一日中居られるようなスパリゾートやら、日帰り温泉施設やらは根強い人気ですが、毎日のこととなると利用料金が気がかりですね。
銭湯とは
日本の公衆浴場の呼び名で、風呂屋とも言う。
銭湯の歴史
時代 | 内容 |
鎌倉時代 | 寺社で入浴料をとって入浴させるところが現れた。 |
室町時代 | 京都で営業する銭湯が増えてきた。 |
江戸時代 | 庶民が使うようになって銭湯文化が発達。人口100万人の江戸で600軒以上の銭湯があった。 |
明治大正時代 | 天井が高く湯気を抜く高窓がある銭湯が確立、内装も木製からタイルに変化 |
昭和以降 | 都市の人口増加に伴って、昭和40年には全国で2万2000軒の銭湯があったが、高度経済成長を迎えると、内風呂を持った家が増加、銭湯の利用者も激減し、現在では4千数百軒が営業しているのみ。 |
やっぱりそうなんですねぇ、富山の駅前にあった観音湯も84年だかの歴史に幕を閉じたのがもう4年前でしたか。山に行った帰りにお世話になったんですよねぇ。
昔ながらの銭湯は家風呂と違い天井が高く、広くて、気持ちが良かったですね。
利用料金
銭湯;調べたところ、350円〜470円でした。
南の方が安く、北のほうが高い、北高南低です。
お湯を沸かすのに水の温度が影響しているのでしょうね。
また、都市部は設備などの取り揃えなのか割高になってます。
スーパー銭湯や日帰り温泉施設では安いところで500円、大概が600円、付加価値が付くところで1000円といったところです。
毎日のこととなるとやっぱり銭湯でしょうか?
壁絵
街中にある銭湯では、すぐ隣にご近所さんの建物があったりして浴場に窓がないことも多いので、壁絵を描いてあるのでしょうか?
壁絵の発祥も大正元年(1912年)東京千代田区にあった「キカイ湯」と言われるからもう100年以上の歴史です。
銭湯の壁絵といえば富士山が定番と思い込んでました。
ですが、東京の銭湯では富山の立山連峰が描かれているところがあるそうです。
何故、東京で立山連峰なのか?これには富山県のPR事業があり、東京の銭湯経営者に新潟や北陸出身の人が多く、北陸新幹線開業に合わせた企画で、富山県出身の経営者の銭湯に立山連峰を描いたということのようです。
銭湯好きの方、富士山と立山連峰どちらがお好みでしょうか?実際に見てみないとわからないですよね。
私も見てはいないのでなんとも言えませんが、独立峰と連峰、雄大さは独立峰に軍配が上がりそうですが、奥深い感じは連峰の方の気がします。
因みに、私は富山在住だからというわけでもありませんが、立山連峰を押させていただきます。
立山連峰をご存じない方のために紹介させていただきますと、富山平野から眺められる北アルプスの山々の事で、
立山は主峰の大汝峰、神社社務所のある雄山、富士ノ折立の3山のことで、立山3山といえば立山、浄土山、別山の3山、立山連峰といった場合には、この他に薬師岳から剱岳までのことを言います。
入浴事情
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私が小さい頃はもちろん家の風呂などはなく、近くの銭湯通いでした。3時から開場で、早く行くと待っている人がいたものでした。
そして、だいたい近所の床屋のオヤジが一番風呂を狙って並んでいるのですが、このオヤジの入る湯船の温度が熱すぎるので、水でも挿そうとすると”ガツン”と薄めるんじゃないと怒鳴られたものです。
すぐに体が真っ赤になってゆでだこ状態、上がりには入りたくない感じになるので損した気分です。
また、ご近所のおじさんと一緒になった時など、鼻血が出たとかで、「おい、にいちゃん、ちょっと首を叩け」と首の後ろを叩くと鼻血が止まるものなのか知りませんが、もっと強くなどと叩かされたものでした。
こんな感じなので、湯船にタオルを入れようものなら激昂して怒られ、石鹸が付いていれば叱られ、社交場といえば社交場ですが、社会勉強をさせてもらった場所でした。
現在では良い意味では、他人に干渉しないようになってきています。
ですが、公共マナーというものを知らないのか、自分本位なのかわかりませんが、結構歳がいった大人が湯船でタオルをゆすいでいたり、洗い場でシャワーや蛇口を出放しにしていたりしている光景をたまに見かけることがあります。
脱衣場にはちゃんと公共マナーを守りましょうと掲示されているのに、小さい頃にちゃんと教えてもらわなかったのかな、と気の毒な気がします。
やはり最低限のマナーは守って気持ちよく入浴したいものですね。
まとめ
- その昔内風呂のない家が多く銭湯は大繁盛、そこでは大人から子供までいつも一緒の顔ぶれがあって、社会勉強の場でもあった。
- 持ち家が普通のこととなって銭湯が激減、他人(顔見知りにご近所さん)からマナーを学ぶ機会も減った。
- こういう絶好の場が減ったことは、自然の成り行きとはいえ残念ですね。
- それでも、まだまだ銭湯は残っていて、なんと壁絵に立山連峰を描いているところがある。なんとも楽しげではありませんか。
銭湯は無くならないでほしいですね。外野が何かを言ってもどうにもなりませんが。
公共の場所ではマナーを守って楽しく過ごしたいものですね。
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