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今年は梅雨明けが早く、連日猛暑日続きです。
少し前までは暑いと言っても32度位だったものが、体温を超える37度や場所によっては40度と異常とも思える温度です。
気象現象も激しく地球温暖化なのでしょうか?不安が募ります。
しかし、なんとか乗り切らねばなりません。
決め手は体調を整えること。昔から夏に食べていたスイカがいいのです。
ウリ科野菜の種類とその成分
猛暑が続きますが、元気に過ごされていますでしょうか?
夏野菜も最盛期を迎えつつあり、毎日キューリやズッキーニ、スイカにお世話になっています。こう書いていると、お世話になっている野菜はウリ科ばっかりです。
ウリ科野菜には、体を冷やしたり、体調を整えたりと、夏の健康に欠かせない食材です。
毎日食べている食材ですが、あまりよく知らないことも多く、少し調べてみることにしました。
そこで、まず自分で育てているウリ科野菜の注目されている成分について、可食部100gあたりの成分量を
△;少なめ、◯;多い、◎;とっても多い
と表示して一覧にしてみました。
ウリ科野菜の成分比較一覧表
スイカ | キューリ | ゴーヤ | ズッキーニ | かぼちゃ | ウリ | |
βカロテン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
リコピン | ◯↓※1 | ↓※1 | ↓※1 | ↓※1 | ↓※1 | ↓※1 |
ビタミンA | (◯) | (◯) | (◯) | (◯) | (◯) | (△) |
ビタミンB | △ | △ | △ | ◯ | ◯ | △ |
ビタミンC | ◯ | ◯ | ◯(熱に強い) | ◯ | ◯ | ◯ |
ビタミンE | △ | △ | ◯ | ◯ | ◎ | △ |
ビタミンK | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | |
カリウム | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
シトルリン | ◯※2 |
※1、βカロテンは摂取すると体内でビタミンAに変換されるそうです。 ※2、シトルリン:スイカに含まれるシトルリンは、血管を広げ末梢の毛細血管の血流を良くしてくれる 働きがあるそうです。
これを見ていただくと、ウリ科野菜には多かれ少なかれ同様の栄養素が含まれていることがわかります。
特徴的なのは、ウリ科野菜にはカリウムが豊富ということです。カリウムはナトリウムの排出作用があり、夏場暑くて汗をかくと塩分をとりますが、ついつい過剰摂取となってしまうことも多いのではないでしょうか?
そんな時も、ウリ科野菜を一緒にとれば豊富なカリウムが体内の塩分バランスを整えてくれ、体調を維持することができるということです。
カリウム自体他の野菜にも多く含まれており、とくにウリ科野菜だけがいいわけではないと思われます が、夏バテに対しては、夏野菜としてその時期に出回ることで、手に入りやすいということですね。
また、ビタミン類がいい感じで含まれていることも注目されているところです。
スイカは夏バテの特効薬
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特にスイカに関しては、赤い実にリコピンが豊富に含まれているとのことで、その量はトマトをしのぐということです。
βカロテンとリコピン、ビタミンCは抗酸化ビタミンとして注目されていることはご承知のことと思います。体の抗酸化はアンチエイジング効果とも呼ばれています。
ということは、スイカを食べていると若返りができるってことでしょうか。?
また、水分量が90%以上で適度な甘みがあり口当たりも良く、ちょっと疲れてしまって何も口に入れたくない時などにももってこいの食材です。
この適度な甘みと水分量で結構量を食べることもできます。他のウリ科野菜で、キューリやズッキーニを何本も食べろと言われても無理ですし、かぼちゃが成分的に優秀でも水分量が少なく量は食べられません。
このように、水分量が多いこと、カリウムが多いこと、抗酸化ビタミンが多いこと、その他のビタミンも適度に含まれていることなどから、体調を整えられ、そのおかげで毎日の食生活もきちんとしていけることで夏バテになりにくくすることができるということなのですね。
あと、夏場に冷房で手足が冷える「夏の冷え症」は体のラジエーターの役割を持っている手足ですから、そこが冷えるということは、体内の熱がこもるということで熱中症などにもなりかねません。
そこで、先に紹介した末梢の血流を改善してくれるスイカのシトルリンの出番になるわけです。
本当に良くできた食材ですね。
私が小さい頃は、スイカはご馳走の部類に入っていました。とにかく夏に美味しいのは、スイカとキューリ、ウリだったと思い出します。
スイカを食べれば一夏元気
皆さんもスイカを食べたときに感じると思います。
- 体の火照りがスーと引いて行く感じ
- 暑さでぼーっとしていた頭がすっきりとしてくる感じ
- 疲れた体に浸み込む適度な甘さ
- 豊富な水分で飲み物はいらない感じ
暑いとつい水分だけの補給に走ってしまいがちなりますが、水分だけでは体内の塩分バランスが崩れて体調不良を起こしやすくなるのです。
昔から夏にはスイカを食べると決まっていたことが、実はこんな理由があったのですね。
今年はまだまだ暑さが続くと言っていますが、そうはいってもスイカだって季節ものです。
そんなにいつまでも出回らないでしょうから、あるうちに一生懸命に食べて体調を整え夏バテを吹き飛ばしましょう。
まとめ
- ウリ科野菜は全般的に夏に食するものとして適している。
- 特にスイカは夏バテの特効薬としての効能がある。
- 水分ばかりをとりすぎては体調を崩す。
- まだまだ暑い日が続くようなので、スイカを食べてこの夏を乗り切りましょう。
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