園芸の楽しみ方

「園芸」を趣味にされている方、趣味までいかなくても身近に咲く草花を楽しまれている方は多いのではないかと思います。

園芸の楽しみ方もいろいろだと思いますが、今日は「管理方法の違いで変わる楽しみ」について、少しお話したいと思います。

植物の分類方法は学術などにもより異なるようですが、草花を生育サイクルで分類すると「一・二年草」「多年草(宿根草)」などに分かれます。

簡単に言うと、

「一・二年草」は、種を蒔いて(発芽)から花を咲かせ結実し枯れるまでが一年、若しくは二年のものです。

「多年草(宿根草)」は、一・二年草に対して、長年生育を繰り返し、何年も生き続けるものです。多年草の中で、生育期でない時期には休眠(地上部は枯れ、根は生きている)するものを宿根草と呼んでいます。

そしてその草花のサイクルをどう管理するかで、園芸の楽しみ方が変わってくるような気がします。

①いつも綺麗な姿をキープし観賞するもの

②枯れた姿も楽しむもの

の二手です。勿論両方楽しむことも出来ます~。

私は以前は完全に前者でした。

園芸は「かわいそうと思ってはいけない」「種をつけないよう花柄をすぐに摘むことで苗が弱らない」などと聞いたことはないですか。私もまさにそれを実践していました。それが苗にとって良いことだと思っていましたし、適期に切り戻しや土づくり、植え替えなど行っていると確かに庭はいつも綺麗で生き生き気持ちのいい状態でした。綺麗な庭を見ていると癒しや元気をもらいます。それは小っちゃな庭でも、例えば花鉢一つからでも感じ取れます。

それが今は「後者寄り」に変わってきています・・。

むか~し、テレビか何かで大きな庭が紹介されていて、そこを管理されている方が「私は枯れたものもそのままにし、その姿も楽しんでいます・・」と言われていたのを見たことがありました。すごく素敵なお庭でした。その言葉もとても頭に残りましたが、まぁ言えば当時自分ちの庭はネコの額ほどのもので、雑草なんてほとんど生えないし、切り戻しや花柄摘みなど先に先に~、管理先行型だったのかもしれません~。

アズレアセージとネぺタ

アズレアセージとネぺタです。

それが山里に暮らしだすと、まず草引きに追われます。放っておけば、地植えのものは勿論、鉢物もなんだか草原の様になっています(笑)。てな訳で、私の場合きっかけは「管理が間に合わず」だったんだと思います。因みにそんな大きなお庭という訳ではなく、ネコの額がウマか何かになったくらいです。それでも、此処で庭を触り出してもう4年ほどは経っていますが、まだまだ庭の作業は後ろに倒れています。話は少し逸れますが、今年は「此処はハーブを植えたい」と思っている所にシロツメグサがドーンと広がり花を咲かせています。

レモンバームとクリーピングタイム

盛り盛りのレモンバームとクリーピングタイムです。

それが、不思議とそんなにおかしくもなくレモンバームやネぺタなんかともうまく共演しています。(そう思っているのは私だけでしょうか~(笑))そんなこんなでウカウカしていると、レモンバームなんかも種をバンバン落して、至るところから芽が出てきます。レモンバームがこぼれ種でこんなに増えるなんて~ビックリでした。ネぺタも放ったらかしになっていると、伸びすぎた茎が途中で土面につき根を下しています。綺麗に育てた姿も見ていて気持ちも良いもんですが、その植物の生態というか本来の姿を見届けるのは新しい発見があり、とても面白いです。例えば、レモンバームについても、花柄をさっさと摘んでいては、こんな風に種をこぼしすごい繁殖力だったことにも気づかずにいたんだと思います。いろいろな楽しみ方があるのだなぁ~と思います。

とは言っても、「枯れた状態も楽しむ庭」と「荒れ放題」は別物です。

適度な手入れがされているか、されていないかで庭から受ける印象は変わります。

「イネは人の足音を聞いて育つ」なんて言いますが、その庭がどんな状態なのかは見ると不思議とわかるものです。草花は口がきけないですが、ペットと同じように命あるものです。自分の今のライフスタイル・自分が花にかけられる時間に合わせた広さや量・向き合い方があります。場所によっても変わってくるのかもしれません。今の私だと余り広範囲に広げると、アップアップになります。「手一杯です」と悲鳴が聞こえるような庭や、痛々しい庭では花がかわいそうです。「その草花の生態を楽しんでいる」そんな場所になるよう草花と係わっていきたいものです。

 

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