道具は柄がないと使えない。使いやすい柄はdiyでゲット!

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道具は柄がないと成り立ちません。

手道具は使う時間が長くなるのでその使い心地が重要なものになるのは疑う余地はないかと思います。

買ってきた道具には既に柄が付けられているものが多く、良いか悪いかは使ってみてからのお楽しみです。

よければ良いですが、悪いのにそのまま使うのは疲労にも繋がり、怪我をすることも考えられます。

はじめは悪いとまでは言えずなんとか使っていても、何かの時期に交換が必要なら自作してみるのも良いかと思います。

愛着のわく素敵な道具になること間違いなしです。

古い農具の方が使いやすく感じる

鍬の柄の角度比較

手前の2本が古い鍬/角度が寝ています

直接の作業の良し悪し、鍬ならよく土を耕せるとか鉋なら良い鉋屑が出るとか、刃が作業をした結果に目を取られがちですが、実は柄や鉋台がなければ、そしてそれがよくなければいい作業はできません。

柄がないと道具として成り立たず、大変重要な要素です。

家庭菜園を始めるにあたって、越中鍬などを購入したのですが、まず使い方もなっていなかったり安物だったこともあると思いますが、鍬がひん曲がってしまい何度も伸ばしたりしているうちに簡単に曲がるようになってしまいました。

よく見てみると鍬の刃の先端から3分の2位のところで溶接されていて、そこで曲がってしまっているのでした。

こんな造りでは駄目なんじゃないかと、自分の使い方を棚に上げて憤っていたものでした。

新旧鍬比較

左2本が古い鍬/柄の長さも短めです

この家には柄のない錆で真っ茶の越中鍬の先っぽだけのものが残されていて、これに柄をつけて使ってみたところ、今ではこればかりを使うようになっています。

鍬と柄の角度は現在市販されているものよりも鋭角で、使い始めの時こそ腰が痛くなるなぁと、ダメかな?と思ったのものでしたが、鍬に体が慣れてきたというのか今はしっくりと来て逆に前に購入したものは見向きもしない状況です。

なぜ使いやすく感じるのか?

使いやすいと思える理由を考えてみました。

  1. 古い道具の材質が良い;多少の無理なことも問題なくこなせる
  2. 刃と柄の角度が鋤取るような動きにあっている;引いて使うので少し寝た角度の方が良いのでは?(後述の『鍬の使い分け』も参照ください)
  3. 柄が良い;柄の太さ、長さ、材質、など重くなく握りやすく手になじむ(自画自賛です)

柄を自作すれば経済的です

色々な道具を使っていると次から次から柄もおかしくなってきます。

柄だけをホームセンターなどで売っていますが、1本1000円以上します。

鉈の柄を交換

鼻付き鉈

越中鍬2本、大ハンマ−1本、小ハンマ−1本、備中3本爪鍬1本、溝浚い鍬1本、鉈やら鎌、冬の必需品の雪押し、スコップやらあらゆるものに柄が有って初めて使えるため、おかしくなる度に柄を購入していては相当な出費となってしまうので、材料を調達し、柄に加工して仕込んで使っています。

これがまた面白くなってくるのでなんでもやってみるものだと思っています。

柄の材料

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道具の柄の選定では、たまたま畑をやっているところにグミの木があって、伸びたい放題に伸びるので畑に陽が差さなくなり、こりゃぁいかんと剪定したところから始まりました。

そういえばグミの木は道具の柄にいいと聞いたことがあったので、真直ぐそうなものを選んで1年ほど乾燥させて割れの入っていないところを使って柄にしました。

非常に細かい割れは目をつぶったのですが、しっかりと割れてきてしまい、材料選定の重要さが身に沁みます。

1年乾燥でも差込のところが縮んで緩んでくるものもあれば、縮まずにそのまま使えるものもあります。

その材の乾燥具合なのでなんとも言えません。

急激な乾燥は割れを引き起こしますから避けなければならず、ストックするとなると場所を確保しなければならず、なかなか大変なので直ぐに付けてしまいたくなり失敗します。

乾燥は一番重要で3年でも4年でも時間や場所が許せば乾燥させたほうがいいです。

その点グミに限らず古材はほぼ完全乾燥ですから問題が少ないのです。

材料の吟味の重要さ、材料にするための準備、段取り8分とはよく言ったものです。

なんでもそうですが、柄を作ると言っても一筋縄ではいきません。ハンマーと斧

しかし、作ったグミの柄は手に馴染んで使い勝手がよろしいので非常にお気に入りとなりました。

割れの入ったところもそのままにして使っています。

また枝が伸びてきたら交換用の材料をストックしようと考えています。

柄の製作実績

道具名 柄の材料 数量 使った感想など
越中鍬 グミ 1本 手にしっくりくるのでお気に入りです。
越中鍬 不明 1本 古材の余りの角材があったので柄にしました。真直ぐは普通なのですが、なにやら物足りなく使用頻度は上のものより低いです。また、長さが必要なので途中にあった節に目をつぶったのですが、最近、節のところが動き始めました。
大ハンマー 不明 1本 購入した時の柄が割れてきて思い切り使えないので太めの古材で作りました。初めは恐る恐る振り下ろしていましたがしっかりしていて今では安心して使っています。
子ハンマー  グミ 2本 2回作りましたが、頭の締め込みがうまくいかず(乾燥が足りなかった?)抜けが収まらなかったのが1回と込みの部分で使っているうちに折れてしまったのが1回です。現在ヘッドのみです。
備中鍬 グミ 1本 自然の曲がりを生かそうとつけた柄でしたが、曲がりがキツ過ぎました。(これも乾燥が足らずガタがきています)
鼻付き鉈 グミ 2本 柄がガタガタとしてきていたので、既存に合わせて作りました。片手で振るので柄の終点に抜け止めの鉤を付けています。
不明 1本 柄のなかった奴に使えるようにと余っていた材料で長めの柄を付けました。長さが長いと大雑把な草刈りは楽にこなせます。
グミ 1本

一番最初に付けたグミの柄です。うねった材で力が上手く伝わって良く割れはしないかと期待しましたが、使いづらくほぼ使っていません。(上の写真大ハンマーの下です)

雪押し ナラ他 2本

雪押しの柄はスチールですが、雪を押すプラスティックと柄をつないでいる部分に木が使われています。雪の道具は細かいところに雪が詰まって春先や暖かくなった時に融けていつもグジュグジュとしているので差込のところが腐ってしまい更新も頻繁です。1回交換したのですが、昨冬腐れて折れてしまったので作り替えました。

プラスコップ ナラ 1本

この辺は湿気を多く含んだ雪が重くて、金属製だとくっ付いて、投げようとすると雪が離れず自分も持っていかれそうになりますが、プラは雪離れが良いこともあって使っています。ホームセンターで購入していくらも使わないうちに柄が折れました。頑丈にしようとナラで作りましたが、結局はプラなのでバランスが悪かったです。

鍬の使い分け・・・余計な情報かもしれませんが

鍬も色々あるので私の使っている鍬の作業に応じた内容など・・・

作  業 内  容
通常使う鍬 越中鍬というタイプのものを使っていますが、これは土を起こすような使い方はせず、サクサクと土を混ぜたり、鋤取ったり、移動させたりと一番頻繁に使います。これの柄にグミを使っています。
固い土を起こすのに使う鍬 唐鍬というタイプ、土を起こすための鍬は重く刃がしっかりしています。土に打ち込んでこじっても壊れるようなことはありません。また、粘土質では刃に土がくっ付いてきてしまうので、刃の面積が小さい備中鍬も使います。
木の根を起こす時などに使う鍬 バチ鍬というタイプ、刃が細長くガッチリしていて一発で大概のものを貫通して深く入り太い柄で起こします。木の根を起こすことは滅多にないですが(開墾ですから)ないと厳しいです。
土中に張った草の根などの障害物 備中鍬というタイプ、3本爪で非常に頑固なススキの根や球根植物の根など根肩に打ち込んで梃子でこじっていくと楽に起こせるのですが、調子こいてやっていると爪が曲がってしまって・・・安物のせいですかねー
雑草を鋤取ったり土を均したり  ;がめ鍬というタイプ、刃が小さいので軽く扱え、中耕除草やレーキの代わりにもなり便利な道具
楔の紛失に注意 柄のついた道具は差し込んであるところを楔で締めたりしてありますが、大概木材ですから乾燥すると緩んできます。使う前に差込部分に水を吸い込ませて膨張させてから使うと楔を紛失することが防げます。あんまりにも緩んでいたら交換しましょう。

まとめ

  • 柄は大変重要な要素です。柄を通して使うことができるのが道具です。
  • 大概硬い樫の木の柄が使われていますが、いろいろな樹種の柄もいいのではないかと思います。
  • 今回グミで作ったものが多かったのは材料が近くにあったからですが、道具を使い終わって洗うときに、樫のような灰色よりグミの黄色がなんとも良い感じがしています。
  • また、個人的な感覚ですが、柄を掴む感触は、樫は硬くて手を寄せ付けない感じがしますが、グミは手に吸い付くような柔らかい感触があります。強さは樫には勝てません。
  • 自分で使いやすい柄を手に入れれば自由自在、作業もはかどり楽しい山里暮らしができそうです。

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