スポンサーリンク
美味しい食べ物を食べたいと思うのは誰しもが望んいることだと思います。
大量に生産する過程では効率やら費用対効果やらで自然環境や消費者が置き去りにされることもままありますね。
私も家庭菜園をやって出来れば無農薬もしくは低農薬、有機栽培を目指したいと頑張ってはいますが、なかなか収穫を上げられず安易に流されることもあります。
今回この記事を書くにあたり色々と調べ化学肥料への認識を新たにしました。
安全で美味しい野菜とは何でしょうか?一緒に考えてみませんか・・
目次
工場野菜は安全なのか?
野菜類にしても、最近では工場で野菜が作られているそうです。
水耕栽培というやつで人工的に野菜が育つのに必要であろう養分を水に溶かしこんで与える。
さらには光合成も人工の照明で賄う。
だから無農薬で雑菌類がほとんどなく気候変動に左右されない安定収穫だそうです。
本当かねぇ?(最近我が家でのお決まり文句です。)便利なのはいいけどちょっと疑ってかからないといけないんじゃぁないかと。
太陽光にしても植物が必要としている養分にしても人工的に与えるものだけでいいんですか?
本当に総てのことが解ってしまったのでしょうか?
サプリメントで栄養補給をしても一時的なものでバランスが取れた本当の健康になれないのは周知のことのように感じます。
90%くらいのことはわかっているのかもしれませんが、それで総てではないとしたら似て非なる物が出来ているのかも知れません。
やっぱり昔ながらに土を使って旬の時期にできるだけ無農薬で有機肥料で作ったものを食べたいと思うのは私だけでしょうか?
無農薬で有機肥料で、言うは簡単ですが実際は大変です。
美味しい野菜は土作り
スポンサーリンク
春先に苗を植えたスナップエンドウ、ブロッコリースティックセニョールが初収穫、甘みがあって大変美味しかったです。
絹さやもスナップエンドウもサニーレタスも元気に育っています。
今年は特に寒暖差が大きい気がします。
気象庁の長期予報は平年より温度が高いということらしいですが、大雑把にはそうでも日々の気温変化は大きく1日に15℃も上下された時にゃぁ体に堪えますね。
土台が大事ですね
野菜にしてもしっかりとした土台の上で育ったものは変化への対応量が違うかもしれません。
山菜や野菜、魚などその時期にあった旬と言われるものをたくさん食べていると自然と健康になれると言われています。
全くその通りだと思います。
時期でないものを無理やり作って食べても、やっぱりイマイチの味なんですねぇ。
味が良くないと感じるということは食べる人の体が要らないと判断していることもあるのではないでしょうか?
そういう意味では美味しいと感じるものを食べるように心がけることが良いことなんだと思います。
旬も大事です
適期適作という言葉があります、時期でない時に野菜を作ろうとすると気温や雨量、その種の発芽適温、生育適温からずれてします。
植物体が強く作られない傾向になって害虫や菌などの攻撃に遭いやすくなるので、化学肥料やら農薬やらを一杯使ってやらなければ満足に育たなくなってしまいます。
そんな風に無理やり作られたものが美味しいはずがありませんよね?
因みに、化学肥料をたっぷり使った野菜は窒素が過剰となって虫害にあいやすく、難しいことはよく説明できませんが、摂取する量によっては亜硝酸態窒素によってメトヘモグロビン血症を起こすと言われています。
〜ウィキペディアより
亜硝酸塩とは
植物は硝酸態窒素のみしか、根から吸収して利用できないため、窒素固定菌がいない環境では生育できない。
これを補うため、窒素肥料の中には硝酸態窒素が大量に含まれている。
硝酸態窒素を含む肥料が大量に施肥された結果、ミネラルウォーターとして市販されている物も含む地下水が硝酸態窒素に汚染されたり、葉物野菜の中に大量の硝酸態窒素が残留するといった環境問題が起こっている。
人間を含む動物が硝酸態窒素を大量に摂取すると、体内で腸内細菌により亜硝酸態窒素に還元され、これが体内に吸収されて血液中のヘモグロビンを酸化してメトヘモグロビンを生成してメトヘモグロビン血症などの酸素欠乏症を引き起こす可能性がある上、2級アミンと結合して発ガン性物質のニトロソアミンを生じる問題が指摘されている。
メトヘモグロビン血症(メトヘモグロビンけつしょう)とは
血液中にメトヘモグロビンが多い状態を言う。チアノーゼを起こす代表的疾患の1つ。
メトヘモグロビンは事実上、酸素を運搬できないため、何らかの原因によりこれが体内に過剰になると、体の臓器が酸素欠乏状態に陥る。
飲食物中の硝酸態窒素(特に井戸水に混入したもの)が腸内細菌により亜硝酸(ヘモグロビンを酸化しうる)になると、乳児においてメトヘモグロビン血症を引き起こすことがある。
欧米では死亡例も報告されている。
いわゆるブルーベビー症。
自然の摂理に従う
格好良く言えば、やはり土台となる部分をしっかりと作って、その土台が疲弊しないように管理して、作物を守ってやり、自然の作用に委ねる。
土を自然に近い状態に近づけることによって山菜が自然に時期になると萌え出るように、野菜もそのようになるようにすれば化学肥料や農薬といった危険因子を排除できるのではないかと・・・
よく言われていることをまとめると
- 土を健康にする
- 適時適作、輪作
- 泥はねなどで雑菌がつかないようにする
- 益虫を増やす
言われていることをこなすのはとても大変です。
2は計画すればなんとかできます、3も畝にマルチングするなど工夫が出来ます。1と4は関連しているし、時間が必要で簡単にはできません。
土を健康に
乾くとカチコチになってしまう粘土のような土をフカフカの土にするのに我が家では腐葉土を使っています。
買っていては色々追いつかないので秋に大量の落ち葉を集めてきて積んでおき約1年かけて腐葉土にしています。
ここ4年ほどやっていますが、やっと土が良くなってきたなと感じています。
こちらもどうぞ
不耕起栽培に転換したい
色々な所で畑をやっていて気がついたことに雑草がたくさん生えていたところの土が柔らかいということです。
雑草がたくさん生えていれば土の中は雑草の根だらけで、その根が固い土を柔らかくするのだとか。
ならば、土を起こす必要がないのかな?
不耕起栽培というものがあるようです。
非常に興味があって、だんだん体がきつくなれば今のように土を起こしてやる畑作業が難しくなるだろうなということは考えています。
まぁ、起こすだけなら耕運機を購入すればいいと思うでしょうけれど、そこは我らの「できるだけ物は持たないに限る」という生活スタイルなので・・・
そんなことで不耕起自然農法が魅力的に映っています。
できれば来年以降だんだんと不耕起をやっていきたいと思っています。
不耕起ですから雑草も生えてきます。雑草と共存させながら野菜を育てるというものです。
土を起こさないので、1回畝を作ってあとは雑草は生えたい放題、それの背をコントロールしてあげることで野菜を育てるということです。
雑草の背のコントロールが重要なポイントでここに手にかける必要があるということです。
旬のものは美味しい
旬とはその時期に最もよく出回り、その為安価で栄養価も高いものと言うことが一般的であるようです。
しかし、昨今は地球温暖化の影響からなのか、海水温の変化や海流の変化によって獲れる魚種も量も変化してきているように感じます。
野菜も然り、しかし、地力に優る畑地ならそのような変動も柔軟にかわしていけるのではないかと思います。
自然に逆らわず
そもそも私のやっているのは家庭菜園ですから、その時期にできるといわれるものを栽培している訳です。
所謂『旬』です。
そして、旬とはその時期にできるものであって作るものではないと思います。
水耕栽培のように年中作るものに旬はないし、甘くしたり大きくしたり小さくしたり色を変えたり自由自在。
何か気持ちが悪い気がしますが、昨冬のように野菜が不足し高騰した時には実際ありがたく思いました・・・
自然に育っている山菜の旬はわかりやすいです。
魚は獲りやすい場所に集まって大量に獲れる時が旬でしょうか?
野菜は大概は夏野菜とか秋冬野菜とか言いますからやはりその時期時期にできるものが旬でしょう。
よく言われていますが夏野菜は体を冷やす効果があり冬野菜には体を温める効果があるとのことです。
暑い時にキュウリを食べると美味しい、スイカを食べると美味しい、寒い時期には温かいものを食するのでそれに合う根菜が美味しい。
同じように時期にあった野菜が並んでいても、それが無理やり育てられた「無理旬」のものなのか、その土地々々の環境でのびのびと健康に育ったものなのか?
「無理旬」でなくとも気温や風、雨などによって痛めつけられればこれが旬なの?と思うような物が出来上がることも少なくありませんが、味は決して悪くはありません。
家庭菜園とはいえ農業?です。
知れば知るほど難しいことだらけ、しかし、お恥ずかしながら、自然が循環するということを知らずにいたとんだなぁと思い知らされました。
美味しく健康に寄与するものを作る。
旬のものは美味しく安い、「無理旬」のものは味がないか美味しくない、美味しい野菜を沢山作り、食べて健康になりたいものだとつくづく思います。
まとめ
- 自分が美味しいと感じるものが旬の味。
- 工場野菜は便利ですが旬がありません。
- 化成肥料のやりすぎで育てた野菜は硝酸態窒素が残留していて、その野菜を大量摂取すると亜硝酸態窒素によってメトヘモグロビン血症を引き起こす恐れがある。
- 無理やり育てた野菜は百害あって一利なしか?
手作り野菜で安心安全、旬の野菜をほどほどに食せればコレに優るものはありませんね。
こちらもどうぞ
スポンサーリンク