若い頃は自分が病気になることなど想像もしないのではないでしょうか?何しろ何をやっても翌日ケロッとしているわけですから、健康などは考えもせず、ひたすら夜の巷を彷徨っていたものです。ずっと健康診断では優秀であったはずなのに、それがある時から(成人病健診受信)一気に病人扱いになるという「今までの健診は何だったのか?」と思わずにいられませんでした。それからはアレヨアレヨという間に次々と問題が浮上、健康の有り難みがわかるようになりました。
山里に暮らすと健康になれます。何しろやることが多く1日が終わるとヘトヘトで、アルコールも一杯やればもう眠くなり、お腹も空くのでよく食べるし、山菜キノコ、家庭菜園での野菜がメインですから自然とダイエットに繋がります。
健康とは、心身ともに健全な状態であることだと思います。
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「寅さん的」健康とは?
言い古されているとは思いますが、具体的にあげれば以下のようなことだと思います。
- 運動不足でないこと
- ストレスが少ないこと
- 栄養過多でないこと
- 栄養不足でないこと
- 病気が少ないこと
- 怪我が少ないこと
1〜3までは現代人、特にサラリーマンやOLに多くみられ、4は無理なダイエットなどをされる女性に多いようです。
5はなかなか難しいですが、病気の原因のトップはストレスということらしいので、そのような意味では自由の度合いが大きい山里暮らしはリスクが少ないのでないでしょうか?
6はやはり色々と活動しなければならないので怪我のリスクは上がると思います。特に機械的なものを扱うことも多いので、その辺は十分な注意が必要となります。
このように見てくると、山里暮らしは自分が動かないと何も起こらないのでなんでもやっており、冒頭に記したような感じでありまして、さらには自分(個人)が主体ですから、それぞれの項目でのリスクが低くなるのではないでしょうか?
例えば;山里暮らしの作業(仕事)
- 畑での家庭菜園(これはどんどん深みにはまってしまう傾向あり)
- 草刈り、草引き
- 薪ストーブの薪の調達(買っていては経済的に成り立たないので頑張る)
- 薪ストーブの煙突掃除
- 自分の家で使うちょっとした家具類の制作
- 農具の手入れ(柄の付替、柄の材料調達、鎌の刃とぎ)
- 家屋修繕
- 山菜採りと調理、保存食作り
- 菜園野菜の収穫と保存食作り
- 雪囲いの設置と解体片付け
- 雪かき、屋根雪おろし
- その合間に頼まれれば大工仕事を引き受けます。
書き出すとこんなものですが、1日で出来るものもあれば、長期間に渡って計画的にやるものもあり、ほとんど休みなく働いております。
問題もあるが・・・
難点は、これが収入に繋がらないことです。相当な作業量なのですが、何やかにやと出費はあるのに・・・これが一番のストレスだったりして ・・・
やることが一杯あって、進みが悪いと焦ってしまいますが、そんな時は「ツルゲーネフ」さんの
疲れた人は、しばし路傍の草に腰を下ろして、道行く人を眺めるがよい。人は決してそう遠くへは行くまい
※「疲れたら休め、友もそう遠くには行くまい」と思っていましたが、原文は上記のようです。
をブツブツと言ってゆっくり休みます。特に誰かのためにやっているわけではありませんのでなんでも自然に任せるしかないと腹をくくってしまいます。
山里に暮らしても、街の生活を引きずっているのではただ単に山里に寝に帰ってきているだけになってしまいますが、どっぷりと浸かってしまえば間違いなく心身ともに健康的な生活が待っています。山里暮らし、やってみませんか?
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